
メルボルンって、トラムとかに乗るためにmyki(マイキー)が必要みたいだけど、いまいち仕組みがわからないんだよね…

確かに、mykiは少し複雑だよね。mykiの料金形態をあまり理解せずに購入すると損してしまうことがあるから、損をしない買い方を教えるね!
こんにちは、ひやま夫婦のSHINTAです。
オーストラリアのメルボルンの交通機関は主にバス、電車、トラムがあり、myki(マイキー)と呼ばれる、ICカードを用いて乗車します。
このmykiの料金形態をあまり理解せずに購入してしまうと、損してしまうことがあります。
そこで、今回はmykiを損をせずに購入する方法から各交通機関の乗車方法まで、詳しく解説します!
また、mykiを正しく使用しなかった際に課せられる罰金についても紹介していますので、是非最後まで読んでみてください!
メルボルンのZoneシステム
まず、メルボルンの交通機関について知っておきましょう。
メルボルンの交通機関の各区域をZoneと呼ばれており、Zone毎に運賃が異なります。
メルボルンの市内中心部のFree Tram Zoneはトラムを無料で利用することができます。
Zone 1-15は有料になるため、mykiカードを使用して、各交通機関に乗車する必要があります。

myki(マイキー)の種類と料金形態
mykiカードには、「myki Pass(定期)」と「myki Money(チャージ)」の2種類があり、利用頻度に応じて適した方を選ぶことができます。
myki Money(チャージ)
myki Moneyは不定期に利用する方向けで、利用するごとに運賃を支払います。
myki Moneyの料金形態には「2時間乗車」「1日乗車」「週末/祝日」の3種類があります。
2時間乗車
「2時間乗車」の場合、2時間以内であれば、何回乗っても運賃の上限が$5.5(Zone1+2)になります。
myki 公式サイト *2025年3月時点の運賃
1日乗車
「1日乗車」の場合、2時間を超えて公共交通機関を利用すると、1日運賃が適用されて運賃の条件が$11(Zone1+2)になります。
myki 公式サイト *2025年3月時点の運賃
週末/祝日
週末や祝日は「1日乗車」の料金が安くなり、運賃の上限が$7.6(Zone1+2)となります。
myki 公式サイト *2025年3月時点の運賃
myki Pass(定期)
myki Passは頻繁に利用する方向けで、定期券のように指定した日数分の運賃を前払いします。
myki passは「7日券「28-365日券」の好きな日数を選択することができます。
7日券
7日間のmyki Passは$55なので、1日当たり$7.85の運賃(Zone1+2)になります。
myki 公式サイト *2025年3月時点の運賃
28-365日券
28日間のmyki Passは1日当たり$6.60の運賃(Zone1+2)です。
myki 公式サイト *2025年3月時点の運賃
28日以降は何日分購入したとしても、1日当たり$6.60の運賃は変わりません。
myki Passとmyki Moneyはどちらがお得?

料金の仕組みはわかったけど、結局どっちの方がお得なの??

交通機関の利用回数によって、どちらがお得かが変わるよ!表で分かりやすく説明するね!
結論から言うと、利用回数が週4日以下の場合はmyki Moneyの方がお得で、週5日以上の場合はmyki passのほうがお得です。
下記の条件でmyki Passとmyki Moneyを比較してみます。
利用日数/週 | myki Money(1日$11.00) | myki Pass(7日券) | myki Pass(28日券) | 最安プラン |
---|---|---|---|---|
週4日(16日/月) | $11 × 16 = $176 | $55 × 4週 = $220 | $185 | myki Money |
週5日(20日/月) | $11 × 20 = $220 | $55 × 4週 = $220 | $185 | 28日券 |
週6日(24日/月) | $11 × 24 = $264 | $55 × 4週 = $220 | $185 | 28日券 |
週7日(28日/月) | $11 × 28 = $308 | $55 × 4週 = $220 | $185 | 28日券 |

私は週5日で語学学校までトラムを使うから、 myki Pass(28日券)の方がお得ってことだね!
myki(マイキー)カードの購入方法
mykiはICカードまたはデジタルmykiカード(Androidユーザのみ)のどちらかを利用します。
ICカード
空港や駅などには、下記のような機械が設置されており、$6でMykiカードを購入することができます。

mykiカードを購入したら、PTVアプリをダウンロードしてアカウントを作成しておきましょう。アカウントを作成しておくことで、下記のようなメリットがあります。

友達はアカウント作成をしてない状態でmykiカードを無くしちゃって、新しくmyki Passを買い直してたよ…1ヶ月分のmyki passを購入して、紛失した場合は追加で$189もの金額を再度支払わないといけないから、気を付けないとね。
下記の記事でPTVアプリのダウンロード方法から、アカウントの作成方法まで解説していますので、こちらも是非チェックしてみてください!
デジタルmykiカード
Androidの場合はGoogle walletにmykiカードを登録して、使用することができるので、$6を支払ってmykiカード(ICカード)を購入する必要がありません。
公式ぺージに記載されている方法で、Google walletに登録ができなかったため、私が登録した方法を紹介します。
Google Mapを開き、適当な行先を選択します。
経路の中に下記のような「スマートフォンで運賃を支払う」と出てきます。後は、購入手続きを進めていくだけで、Google walletにmykiカードが登録されます。


Googleウォレット上でのmykiカードの設定方法については下記の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてみてください。
mykiカードのチャージ方法
mykiカードのチャージ方法について説明します。
機械でのチャージ
大きな駅の改札付近にはmykiカードをチャージする機械が備えられていますので、myki moneyかmyki passのどちらかを事前に決めた上で、必要な金額をチャージするようにしてください。
- 機械にmykiカードをセットする。
- 「Top up myki money」か「Top up myki pass」を選択する。
- Top upの場合はチャージ金額を入力する。
- 現金orクレジットカードの支払い方法を選択し、支払う。
- 「Do you need a tax invoice / receipt?」とレシートが必要か聞かれるので、どちらかを選択する。
PTVアプリでのチャージ
PTVアプリからでも、mykiカードにチャージすることができます。
まずは、アプリをダウンロードして、アカウントを作成し、購入したmykiカードを認証してください。認証が完了したら、アプリ上でチャージをすることができます。
下記の記事でPTVアプリでのチャージ方法について詳しく解説していますので、こちらも是非読んでみてください!
mykiカードの使い方
mykiカードの使い方は乗車する交通機関によって、多少異なりますので、それぞれの使い方について説明します。
電車
乗車時及び下車時にmykiカードを改札にあるゲートにタッチする必要があります。

バス
乗車時及び下車時にmykiカードをバス内の専用機械にタッチする必要があります。

トラム
乗車時はmykiカードをトラム内の専用機械にタッチする必要がありますが、下車時のタッチは不要です。

メルボルン市内の無料トラムゾーン内では、乗車時及び下車時のタッチは不要ですが、無料トラムゾーンから出る場合は、必ずタッチする必要があります。
mykiカードをタッチしないと罰金!?
電車の場合は改札を通るために、mykiカードを必ずタッチしますが、トラムやバスはタッチをしなくても乗車ができてしまいます。
もし、タッチをせずにトラムやバス、電車を乗車をして、インスペクターと呼ばれる警備員に見つかってしまうと、$296(2025年3月時点)を支払わなければいけないことがあります。
そのため、必ずmykiカードをタッチするようにしましょう。
Myki 公式サイト
記事のまとめ
今回の記事では、mykiカードの使い方や料金形態、罰金などの注意点について、紹介しました。
以下に重要なポイントをまとめます。
メルボルンの交通システムをお得に利用するためには、mykiカードの料金形態をしっかりと理解しておく必要があります。
高額な罰金を支払わないで済むように正しく利用するようにしましょう!