メルボルンって、トラムとかに乗るためにMyki(マイキー)が必要みたいだけど、いまいち仕組みがわからないんだよね…
確かに、Myki(マイキー)は少し複雑だよね。Mykiの料金形態をあまり理解せずに購入すると損してしまうことがあるから、損をしない買い方を教えるね
こんにちは、ひやま夫婦のSHINTAです。
オーストラリアのメルボルンの交通機関は主にバス、電車、トラムがあり、Myki(マイキー)と呼ばれる、ICカードを用いて乗車します。
このMykiの料金形態をあまり理解せずに購入してしまうと、損してしまうことがあります。
そこで、今回はMykiを損をせずに購入する方法から各交通機関の乗車方法まで、詳しく解説します。
また、Mykiを正しく使用しなかった際に課せられる罰金についても紹介していますので、是非最後まで読んでみてください!
メルボルンのZoneシステム
まず、Myki(マイキー)カードについて説明する前に、メルボルンの交通機関について知っておきましょう。
メルボルンの交通機関の各区域をZoneと呼んでおり、どこのZoneに移動するかによって運賃が変わります。
メルボルンの市内中心部のFree Tram Zoneはトラムを無料で利用することができます。ですが、その他のZoneは有料になるため、Mykiカードを使用して、各交通機関に乗車する必要があります。
Myki(マイキー)の種類と料金形態
日本では乗車する交通機関によって金額が異なりますが、メルボルンではバス・電車・トラムの運賃が統一されています。
ですが、Mykiカードには、Myki Pass(定期)とMyki Money(チャージ)の2種類があり、どちらを選ぶかによって、金額が変わってきます。
Myki Money(チャージ)
Myki Moneyは利用したい分だけチャージすることができ、週5日以上、交通機関を利用しないのであれば、Myki Passよりお得です。
Myki Moneyには、「2時間乗車」か「1日乗車」の2種類があります。
Zone1+2で電車等に乗った場合の運賃を例に説明すると、「2時間乗車」の場合、2時間以内であれば、何回乗っても$5.3が上限となり、「1日乗車」の場合、2時間を超えて公共交通機関を利用すると、1日運賃が適用されて、$10.6が上限となります。
Myki 公式サイト *2024年7月時点の運賃
また、週末や祝日は乗車運賃が少し安くなり、1日乗車の場合、7.2$が上限となります。
Myki 公式サイト *2024年7月時点の運賃
Myki Pass(定期)
Myki Passは定期券のように、指定した期間でMykiを購入する方法です。学校や会社などの通勤で週5日以上ご利用する予定がある場合は、Myki passのほうがお得です。
Myki passは7日間または、28-365日間の好きな日数を選択することができます。
こちらも、Zone1+2を基準にして説明していくと、7日間のMyki Passは$53なので、1日当たり$7.5の運賃になります。28日間分のMyki Passを購入した場合は$178.08なので、1日当たり$6.36の運賃となります。
よって、7日間のMyki Passを購入するよりも、28日以上のMyki Passを購入する方がお得になります。
28日間以降は何日分購入したとしても、1日当たり$6.36の運賃は変わりません。
Myki 公式サイト *2024年7月時点の運賃
Myki(マイキー)カードの購入方法
MykiはICカードまたはデジタルMykiカード(Androidユーザのみ)のどちらかを利用します。
ICカード
空港や駅などには、下記のような機械が設置されており、$6でMykiカードを購入することができます。
メルボルン到着日から交通機関を使用する場合は、空港でMykiカードを購入してください。
Mykiカードを購入したら、PTVアプリをダウンロードしてアカウント作成をしておきましょう。アカウント作成をしておくことで、下記のようなサービスを受けられます。
実際に、アカウント作成をしてない状態でMykiカードを紛失して、新しくMyki Passを買い直した友達がいたから、絶対に登録しておかないとね!1ヶ月分のMyki passを購入して、紛失した場合は追加で$189もの金額を再度支払わないといけないの。。。
下記の記事でPTVアプリのダウンロード方法から、アカウントの作成方法まで詳しく解説していますので、こちらも是非読んでみてください!
デジタルMykiカード
また、Androidの場合はGoogle walletにMykiカードを登録して、使用することができるので、$6を支払ってMykiカード(ICカード)を購入する必要がありません。ホームぺージに記載されている方法で、Google walletに登録ができなかったため、私が登録した方法を紹介します。
Google Mapを開き、適当な行先を選択します。そうすると、経路の中に下記のような「スマートフォンで運賃を支払う」と出てきます。後は、購入手続きを進めていくだけで、Google walletにMykiカードが登録されます。
Googleウォレット上でのMykiカードの設定方法については下記の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてみてください。
Mykiカードのチャージ方法
Mykiカードのチャージ方法について説明します。
機械でのチャージ
大きな駅の改札付近にはMykiカードをチャージする機械が備えられていますので、Myki moneyかMyki passのどちらかを事前に決めた上で、必要な金額をチャージするようにしてください。
- 機械にMykiカードをセットする。
- 「Top up myki money」か「Top up myki pass」を選択する。
- Top upの場合はチャージ金額を入力する。
- 現金orクレジットカードの支払い方法を選択し、支払う。
- 「Do you need a tax invoice / receipt?」とレシートが必要か聞かれるので、どちらかを選択する。
PTVアプリでのチャージ
PTVアプリからでも、Mykiカードにチャージすることができます。まずは、アプリをダウンロードして、アカウントを作成し、購入したMykiカードを認証してください。認証が完了したら、アプリ上でチャージをすることができます。
下記の記事でPTVアプリでのチャージ方法について詳しく解説していますので、こちらも是非読んでみてください!
Mykiカードの使い方
Mykiカードの使い方は乗車する交通機関によって、多少異なりますので、それぞれの使い方について説明します。
電車
乗車時及び下車時にMykiカードを改札にあるゲートにタッチする必要があります。
バス
乗車時及び下車時にMykiカードをバス内の専用機械にタッチする必要があります。
トラム
乗車時はMykiカードをトラム内の専用機械にタッチする必要がありますが、下車時のタッチは不要です。
メルボルン市内の無料トラムゾーン内では、乗車時及び下車時のタッチは不要ですが、無料トラムゾーンから出る場合は、必ずタッチする必要があります。
Mykiカードをタッチしないと罰金!?
電車の場合は改札を通るために、Mykiカードを必ずタッチしますが、トラムやバスはタッチをしなくても乗車ができてしまいます。
もし、タッチをせずにトラムやバス、電車を乗車をして、インスペクターと呼ばれる警備員に見つかってしまうと、$296(2024年7月時点)を支払わなければいけないことがあります。そのため、必ずMykiカードをタッチするようにしましょう。
Myki 公式サイト
記事のまとめ
今回の記事では、Mykiカードの使い方や料金形態、罰金などの注意点について、紹介しました。以下に重要なポイントをまとめます。
メルボルンの交通システムをお得に利用するためには、Mykiカードの料金形態をしっかりと理解しておく必要があります。また、高額な罰金を支払わないで済むように正しく利用するようにしましょう!