【オンラインテストの答え付き】オーストラリアのRSA取得手順を徹底解説

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KAHO
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オーストラリアの飲食店で働くためにRSAっていう資格が必要って聞いたんだけど、本当??

SHINTA
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全ての飲食店で求められるわけではないけど、お酒を提供しているお店で働く際は、RSAを取得しておく必要があるよ!

こんにちは、ひやま夫婦のSHINTAです!

今回はオーストラリアのお酒を提供する飲食店で必要とされる資格『RSA(Responsible Service of Alcohol)』について紹介します!

VIC州とQLD州でRSAを取得した経験を踏まえて、この2つの州に関するRSAの取得方法やテスト対策、注意点をまとめましたので、是非最後まで読んでみてください。

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RSAの基礎知識と注意点

RSA(Responsible Service of Alcohol)は、オーストラリアでお酒を取り扱うお店で働く際に必要な資格です。

泥酔しているお客さんや未成年者、薬物使用者などを見極め、お酒による被害を減らそうというのが目的のようです。日本では、いくら泥酔していようがお酒を注文することができるので、お酒に関する法律はオーストラリアの方がしっかりしているように思えます。

RSAを取得することで、仕事探しの際に有利に働く可能性もあるので、時間がある時に取得しておくことをおすすめします。

RSAの取得の流れを説明する前に、RSAに関する注意事項を先に確認していこうと思います。

RSAはどこの州でも共通?

オーストラリアは州によって、酒類に関する法律が異なるので、RSAのコースは州ごとにそれぞれ分かれていますが、一部の州を除いて、RSAの証明書は共通して有効のようです。

SHINTA
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僕はVIC州のRSAがQLD州で使えるって知らなくて、QLD州でも新しく取得しちゃったよ。

VIC州

後程詳しく説明しますが、RSAをオンラインで取得するのにあたって、CLEAR TO WORKというサイトを使用するのですが、このサイトにはVIC州で取得したRSAは「VIC、QLD、WA、SA、NT、ACT、TASで有効」と記載されています。

ですが、先ほども述べたように酒類の法律が州によって異なるので、使用する前にライセンス当局に確認するように、とも記載されています。

対象地域
対象地域
CLEAR TO WORK

QLD州

こちらも、CLEAR TO WORKの抜粋ですが、QLD州で取得したRSAは「QLD、WA、SA、NT、ACT、TASで有効」と記載されています。こちらは特にライセンス当局への確認が必要とは記載されていませんでした。

対象地域
CLEAR TO WORK

RSAは働き始める前に取得しなければならない?

RSAは働き始める前に取得しなければならないかについては、VIC州とQLD州間で異なりますので、それぞれ説明します。

VIC州

VIC州に関しては、Victria政府の公式サイト VIC.GOV.AUを確認した限りでは、いつまでにRSAを取得すれば良いか記載されていませんでした。そのため、お酒を扱う飲食店で働く前までにRSAを取得しておく必要があります。

QLD州

QLD州に関しては、Queensland政府の公式サイト QLD.GOV.AUを確認すると、「雇用開始後の30日以内にRSAトレーニングを完了する必要があります。」と記載されています。

そのため、働き始めてから、RSAを取得しても法律的には問題ないようですが、お店のポリシー等もあると思うので、いつまでに取得すれば良いかについては、お店側に改めて確認した方が良いでしょう。

RSAの取得期限
Queensland政府 公式サイト

RSAに有効期限ってあるの?

RSAは州によって有効期限が設けられています。

VIC州

ワーホリで来られている方はあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、VIVC州の場合は3 年ごとに更新コースを受講する必要があります。

RSA更新
Victria政府の公式サイト

QLD州

QLD州では特に有効期限は無く、更新の必要もありません。

更新はありませんが、知識を再確認するためのクイズが用意されています。

RSA証明書の期限
Queensland政府 公式サイト

RSAコースの申し込み方法

RSAを取得するためには、「対面受講」or「オンライン受講」のどちらかを選ぶ必要がありますが、自分のペースで受講ができ、テストの受けなおしが可能な「オンライン受講」が圧倒的におすすめです。

今回は「オンライン受講」の申し込み方法やコース受講の流れについて説明していきます。

USI番号取得

まず、オンラインでコースを受講するにあたり、USI(Unique Student Identifier)という学生番号が必要になります。

この番号はAustralian Government USIから無料で取得可能なので、コース受講前に取得しておきましょう。

プロバイダーの選択

様々なプロバイダーがRSA取得のためのコースを提供しており、その中にはコースを受講しても、証明書を発行しない詐欺も存在します。

その中で、実際に私がVIC州とQLD州のコースを受講し、RSAの証明書を取得した、CLEAR TO WORKというプロバイダーについて、実際の申し込み方法からコース受講の流れを説明していきます。

アカウントの作成

まず、Create an Accountからアカウントの作成を行ってください。

アカウントの作成

コースの選択

【RSAはどこの州でも共通?】で説明したように、酒類に関する法律が州によって異なるため、RSAのコースは州ごとにそれぞれ分かれているので、自分が働く州のコースをRSA COURSESから選択してください。

RSAコース

今回はVIC州のコースを選択する際の流れを紹介します。

下記の画面が表示されたら、「START COURSE NOW!」をクリックします。

操作画面

様々なコースが表示され、他のコースと同時に受講すれば割引されるようですが、特に他の資格を必要としていない場合は、該当する州のRSAコースのみ選択してください。

操作画面

受講コースと金額を確認して問題なければ、支払いをしてください。

支払い画面

コース受講の流れ

支払いまで完了すると、コースが受講できるようになります。コースは最終試験も含めて、4 週間以内に完了させる必要があります。もし、この期間内にコースを完了しなかった場合は14 日間の延長を購入してコースを延長する必要があります。

コース受講開始

ログインした状態で、「My Courses」を選択すると、以下のように購入手続きをしたコースが表示されるので、「Action」の所にあるボタンをクリックしましょう。
*下記は既に受講済の画面のため、表示が少し異なります。

コース選択

コースは1章-9章まであり、下記のような文章を読んだり、動画を見たりします。

コースの内容

章テスト

それぞれの章の最後にテストが設けられています。このテストに関しては何度間違えても問題ありません。問題を複数回間違えると、簡単な問題に変わることがあります。

章テスト

ちなみに各章の受講が完了すると、下記のようにタイトルの横に✓マークが入ります。

受講画面

最終テスト

全ての章の受講が完了すると「FINAL ASSESSMENT」にアクセスできるようになります。

最終テスト

最終テストは選択、筆記、動画撮影(指定されたシチュエーションでどのような対応をするかを撮影する。)の合計24問でした。
*年度や州によって異なる可能性があります。

この24問を解き終わったら、提出を行い、審査が行われるのを数日待ちます。

最終テストで3回間違えた場合

最終テストで間違えると、下記のようなメールが届き、何問目が間違えているかが記載されています。間違えている項目を修正して、3回目までに合格を目指します。

不合格メール

最終テストで3回 間違えた場合は、州によって対応が異なりました。

  • VIC州・・・CLEAR TO WORKから、電話がかかってくる。
  • QLD州・・・追加で12$支払って、更に3回のテストを受ける権利が貰える。

動画テストの答え

最終テストで手間取るのが動画撮影だと思うので、私が実際に動画撮影で使用して、テストを合格した原稿を下記に掲載しておきます。

・Question 2
I understand you are upset but I can’t serve you more drinks by the house rule and the law. If I serve you more drinks, I risk being fined.So I can’t serve any alcohol. I’m gonna have to ask you to leave here. I can call a taxi to get home safe.Thanks for understanding.

・Question 11
Hi guys, how are you doing? We have a house rule that we have to check IDs before serving alcohol. Let me check everyone’s IDs, please.

・Question 12
Do you not have ID? As stated on this sign,we cannot serve alcohol to anyone under the age of 18 by law. And if you cannot provide an ID that verifies you are 18 or older, we likewise cannot serve alcohol.And I’m gonna have to ask you to leave here.

・Question 18
Could you please come to the end of the bar to talk? It seems like you’re having fun tonight, but I’m sorry, unfortunately you are starting to show signs of intoxication.
By law, alcohol cannot be served to a person who is intoxicated. If I served you another drink, I could lose my job and get a fine by the house rule and the law. So I’m gonna have to ask you to leave here.Can I call you a cab?

・Question 19
May i have your name? Greg.I want Greg to have a good time tonight but we do not supply alcohol to an intoxicated person by house rules and low, and if you refuse to leave you may be subject to a hefty fine.Therefore, could you please leave from here?

SHINTA
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ちなみに友達がネットに掲載されている、このような原稿をそのまま使用して、提出したら、「盗作の疑いがあります」という連絡があったみたい。なので、参考程度に使うようにしよう!

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最終テストの合格連絡

最終テストに合格すると、以下のようなメールが届き、コース受講完了となります。

合格メール

RSA証明書のダウンロード

最終テストに合格したら、RSAの証明書がダウンロードできるようになります。「My Certificates」からダウンロードを行い、雇用主に提出するようにしてください。

証明書

ちなみにQLD州では下記のようなRSA証明書のカードタイプを12$で購入できるようですが、必須ではないようです。

RSA証明書のカードタイプ
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記事のまとめ

オーストラリアのお酒を取り扱う飲食店で働く際に必要なRSA(Responsible Service of Alcohol)について、VIC州とQLD州の視点から取得方法や重要な注意点を紹介しました。
以下が記事全体のまとめです。

  • RSA(Responsible Service of Alcohol)は、オーストラリアの飲食店でお酒を提供する際に必要な資格。
  • VIC州とQLD州では、取得期限や受講義務の有無に違いがあるので、州ごとの法律を把握する必要がある。
  • RSAの証明書は州ごとに異なるが、特定の州で取得したRSAが他の州でも有効な場合がある。ただし、使用前にライセンス当局に確認することが重要。
  • RSAの取得方法は対面受講とオンライン受講の2つがある。オンライン受講が柔軟性が高くおすすめ。また、信頼性のあるプロバイダーを選ぶことも重要。
  • オンラインの最終テストは、選択肢、筆記、動画撮影の形式で行われ、合格すると証明書が発行される。

この記事の内容を参考になるべく早くRSAを取得して、オーストラリアの仕事探しを優位に進めましょう!